引っ越しの失敗から学ぶ引越し業者に依頼するまえに覚えておきたいこと
引っ越しに失敗は付き物です。後になってあの時こうすれば良かった、あっちの業者にすれば良かったなど多くの方々が後悔しています。
引っ越しでありがちな失敗を学ぶことで、いざ自分が引っ越しすると決まったときに同じ轍を踏まないよう準備をしておきましょう!
ここでは、より身近に感じることができるようにありがちな失敗をストーリー仕立てでまとめてみました。細かい設定はフィクションですが、引っ越しの参考になれば幸いです。
失敗例 「どうしてこんなに違うのか?」
Aさん(女性)は、夫と長男(5才)次男(2歳)の4人家族。
Aさんは、近所に幼稚園の友達も多い長男を小学校に入ってから転校させるのも可哀想なので、小学校に入学するまでに学区内で持ち家を購入したいと考えていました。
実際に探し始めてみると、学区内で手頃な分譲マンションを見つけました。今住んでいる賃貸マンション(2LDK)では手狭だったこともあり、思い切って4LDKの新築分譲マンションを購入することにしました。
夫は毎日仕事で遅くなるので、パート勤めのAさんが引っ越し会社選びを一任されました。
夫からは趣味で集めた大切なフィギュアがたくさんあるから、信頼できる引っ越し会社を選んで欲しいとだけ言われていました。
そこでAさんは、テレビCMでも有名な引越し業者に電話しました。すばらしい電話応対に好感を持ち、夫の大切なフィギュアのことを伝えると「フィギュアなど貴重品の引っ越しについても経験が豊富にあるから安心してください」と言われ、他に相見積りを取ることなく即決しました。
料金がちょっと高いかなぁとは思っていましたが、誰もが知っている有名な業者だし、大切なフィギュアを運ぶのだからと自分なりに納得していました。
それに、新築マンションだから下手な業者に依頼して、キズでもつけられたら大変とも考えていました。
そして引っ越し当日、段取りよくスムーズに引越しが終わりました。いよいよ新築マンションライフのスタートです。夫にも感謝され、幸せいっぱいの生活でした。
ところがある日、隣の奥様と世間話をしていると、ひょんなことから引っ越しの話しになりました。
そこでとんでもない事実が判明したのです。
隣の家族もほぼ同じ条件で学区内から同じ引越し業者で引っ越ししてきているにもかかわらず、引っ越し料金が、なんとAさんの引っ越し費用より4割も安かったのです。
引越しで失敗したくない方へ
テレビCMでもお馴染みの「引越し侍」を活用しよう!引越し侍2
失敗例 「安く済ませるつもりが。。。」
学生のBさん(女性)は、都内から電車で1時間半の関東近郊県で一人暮らししていました。
都内で就職が決まったことから、通勤時間のことも考え職場の近くに引っ越すことにしました。
今の住まいでも通えない距離ではないこともあり、引越しに掛かる費用を親に頼ることも躊躇しました。
なるべく安価に済ませようと友人に引っ越しを手伝ってもらえないか相談してみました。そんなことならと友人は快く手伝ってくれることになりました。友人とその彼氏の3人で引越しをすることになりました。
友人の彼氏がバイト先から軽トラックを借りてきてくれました。一人暮らしで荷物も少なく、あらかじめ荷造りをしていたこともあり、小一時間ほどですべての荷物を積むことが出来ました。
ところが都内の新居に向かっている道中に、事件は起きました。なんと、荷崩れをして大切にしていた収納ラックが壊れてしまったのです。
さらに、Bさんに追い討ちを掛けるようなことが起こりました。新築の賃貸アパートにベッドを搬入しているときでした。ベッドの足で壁を引っ掻いてしまい、50センチほどにわたってクロスにキズが付いてしまったのです。
荷物の破損も壁のキズも引っ越し会社なら損害賠償してもらえますが、相手が友人では何とも言いようがありません。友達は費用負担すると言ってくれましたが、Bさんは引っ越しをお願いしていることもあり受け取りませんでした。
結局Bさんは、収納ラックを買いなおして新生活を始めることにしました。壁にはキズがあるので、不自然に家具を配置して何とか見えないように誤魔化しています。退去時の壁クロスの原状回復費用はCさんの過失ということになり費用負担が強いられます。
それ以来、その友達とは何となく疎遠になってしまいました。
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失敗例 「引っ越しはある日突然に!」
Cさん(女性)は、夫と二人暮らし。お腹の中には5ヶ月になる赤ちゃんがいます。
3月中旬になって夫からメールが。「4月から転勤することになった!」と。
時間も無いので新居は会社から勧められた部屋に決め、取り急ぎ引っ越し業者を探すことになりました。
インターネットで近所の引っ越し業者を検索し、上から順番に電話することにしました。一軒目はもう一杯とのことで断られてしまいました。引っ越し業者からは、年度末の引っ越しシーズンはなかなか難しいですよ!と言われ、初めて知りました。
そして2軒目、3軒目も断られCさんはとても焦りました。しかし4軒目の引っ越し会社からやっとOKとの返事が。
ただし、午後便ならということで、よくよく説明を聞いてみると朝からの引っ越しのお客さんが終わった後、時間は流動的だが料金的にも安価にできるとのこと。3社に断られて焦っていたCさんは、まあ引っ越しが出来るのだからと依頼することに。
そして、引っ越し当日、スタートの時間はドライバーから連絡が入るとのことで待っていたが、なかなか電話が入らない。
いったい何時になるのか?お昼前になって、ドライバーから連絡があり、「ちょっと遅れておりまして、二時くらいには伺えると思います」とのこと、遅れることもあると聞いていたCさんは不安になりながらも納得するしかありませんでした。
ところが1時過ぎになって、また電話が入りました。「すみません、3時ごろになります」とのことでした。絶対におかしいと思いながらも今さら断るわけにもいかずとにかく待つことにしました。
3時から始まりましたが夜10時になってもまだ終わりません。10時を過ぎると他の引越しが終わった引っ越し業者のスタッフが何人も集まってきました。
部屋は引っ越し業者のスタッフで溢れかえり、荷物もどこにいってしまったのかまったく分かりません。結局終わったのは夜の12時を過ぎていました。夜中にバタバタしてしまい引っ越し早々ご近所さんにも迷惑を掛けてしまいました。何よりもお腹の赤ちゃんが心配で仕方がありません。
転勤の辞令はどうしてもっと早く出ないのかと不思議に思いました。
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まとめ
引っ越しには失敗が付き物ですが、失敗を減らすことは可能です。失敗を減らすためには、とにかく先輩たちの失敗談をはじめあらゆる情報収集がとても重要なのです。
最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
この内容が失敗のない引っ越しにつながれば幸いです。